キャッシングの金利、具体的に計算してみると?

キャッシングでは、金利は日割りで設定されています。これはつまり、借り入れをしてから何日目に返済するかで、支払う利息の金額が細かく変わってくるということです。

 

キャッシング業者や銀行カードローンの広告やパンフレットなどを見ると、必ず「4.5〜18.0%」などと金利が明記されていますが、これは「年利」の数字であることに注意してください。つまり元金を1年間借り入れしていた場合にかかる利息ですね。

 

日割りの場合は、一年にかかる利息を365で割った数字になります。具体的に計算してみましょう。

 

キャッシングの金利を計算してみる

 

50万円を年利10%の契約でキャッシングしたとします。すると一日の金利は

 

「(50万円×10%)÷365日=136.986…円」

 

となります。
小数点以下の扱いは会社によって、切り上げ、切捨てなど違うようですから、気になるならば確認しておいてもよいでしょう。
ここではわかりやすく一日の金利を136円とします。
この136円が、借り入れの翌日から一日ごとに元金に加算されていくわけです。

 

10日後に10万円返済した場合は、

 

「10万円+(136円×10日)=101360円」

 

が返済額になります。そのあとは、元金が減っていますから金利も変化します。

 

「(40万円×10%)÷365日=109円」

 

が、今度は一日ごとに加算されていく金利です。
ちょっと面倒に思われますが、計算方法を覚えておくと便利ですよ。

 

日割り金利のメリットは、早く返済するとその分全体の支払額を低く抑えることができることです。急場しのぎに数日間借り入れしたい、などという場合は、年利や月利よりもずっと利息が安く済みますよね。

 

ただし返済が延び延びになると、利息が想像以上に膨らんでしまいます。利息が毎日加算されるのは、感覚でつかみづらいものがありますから、注意が必要です。

 

キャッシングの業者側のメリットとしては、利用しやすいイメージを持たせることができることでしょうか。キャッシングはたとえ小額でもたくさんの人が利用することを前提として経営されています。顧客獲得のために、1週間や10日以内に返済すれば無利子になるというキャンペーンもしばしば行っていますね。

 

クレジットカードのリボ払いの金利

あなたがお手持ちのクレジットカード。銀行やデパートなどいろいろなクレジットカードがありますが、種類を問うことなく、ほとんどのカードでキャッシングは可能です。

 

また、キャッシングだけでなく、買い物をリボ払いで支払えるのもクレジットカードの大きな特徴。リボ払いは、毎月定額を返済すればいいので、キャッシングするよりも気軽に利用できるのですが、そのぶん、落とし穴も。

 

最近では、このリボ払いが永遠に返し終わらず、常に金利の返済に追われている人もいます。

 

リボ払いの計算方法はこちら
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リボ払いは非常に便利なサービスですので、上手に使えば、あなたの強い味方になりますが、無計画に使ってしまうと、キャッシングを返済するよりも大変な事態に陥ることもありますので、要注意です!

 

 

キャッシングにも変動金利があります

カードローンの金利、気にしていますか? たいていは、借り入れのときに確認したら、あとはそのままにしてしまうと思います。

 

契約したときに決まった金利が完済までそのまま適応される、固定金利であれば問題はありません。
でも、カードローンの中には変動金利が設定されているものもあるんですよ。

 

変動金利とは、返済期間中に適応金利が定期的に見直され、変動していく形式の金利です。
変動金利は、たとえば住宅ローンに設定されることが多いですね。
住宅ローンは高額の借入れ金を20年や30年という長期間に渡って返済することになります。返済期間の始めと終わりとでは景気や物価も変わりますから、そこを考慮して定期的に金利が見直されるわけです。

 

カードローンでは、大手の銀行カードローンの多くが変動金利を設定しています。銀行のローンは、一般に消費者金融系のローンよりも金利がかなり低く設定されていますが、審査を厳しく行うこと以外に、金利が上昇する可能性があることを考慮して設定されているためでもあるのです(もちろん、金利が下がることもあります)。

 

このように、変動金利のローンは、もともとの金利が低く設定される傾向があるのがメリットです。しかし逆に、金利が変われば当然、返済額も変わりますから、完済までどのくらいの金額を支払うことになるのか、正確な計算ができないのはデメリットといえるでしょう。

 

一方、固定金利を設定しているのは、消費者金融のカードローンです。金利が変わるリスクがない代わりに、全体に金利は高く設定されています。

 

ここまで読んでくると、変動金利と固定金利のどちらがお得か、ということが気になると思います。
しかし、これは実は一概にはいえません。
カードローンの場合は、前述の住宅ローンのように返済期間が長期間になることはないので、金利変動の影響はそれほど大きいわけではありません。シンプルに、契約時の金利が低い方を選んでよいと思います。

 

キャッシングの金利は何によって決まるのか

 

キャッシングの金利は何によって決まるのか考える女性

 

キャッシングの金利は、消費者金融も銀行も、「4.0%〜14.5%」のように、ずいぶん幅をもたせて設定してありますよね。
借入金にどのくらいの金利がかかるかは、どのようにして決まるのでしょうか。
最低金利と最高金利とでは返済額にずいぶん違いが出てしまいますから、気になるところです。

 

大まかに整理すると、キャッシングの金利の決定には、「借入限度額」、「信用度」、「基準金利」、この3つの要素が関係しています。

①借入限度額 借入限度額が高額の契約だとキャッシングの金利は低く、逆に限度額が低額だと金利は高くなります。たとえば楽天銀行のカードローンを例に取ると、100万円未満から借入れ最高額の500万円まで、金利が6段階で設定されています。100万円未満は一律14.5%、200〜300万円未満は6.9〜14.5%、 500万円は4.9%〜7.8%になっていますね。
②信用度 ここで気づくのは、500万円の金利が一律でないことです。

 

キャッシングの金利は契約者の信用度によっても変わってきます。金融機関には契約者の信用度を計る、スコアリングというシステムがあります。年齢や職業、年収など必要な条件をスコア化して、信用度を数値ではじき出す仕組みで、信用度の高い人は低金利、低い人は高金利で契約することになります。

 

信用度が低い人は返済滞納や貸し倒れが発生するリスクが高い、ということになりますから、払ってくれるうちに多少多めに回収しておこう、ということなのでしょうね。

 

キャッシングでは、この信用度と、前述の借入限度額とをつき合わせて、最終的な金利が決定されることになります。

③基準金利 固定金利の場合は①と②を考えておけばよいのですが、銀行のカードローンのように変動金利を採用しているローンの場合は、契約後に金利が変わることになります。半年に1度、金利が見直されるのですが、そのときに判断基準になるのが「基準金利」です。

 

ローンに何%の金利をかけるかは、実は金融機関が自由に設定してよいことになっています。ですが、指標があった方が設定しやすいですよね。そのため、金融機関同士の融資で適応された金利の平均値に、営業利益や貸し倒れの確立などいくつかの条件を総合して、各金融機関で金利の目安を設定します。これが基準金利になります。

 

基準金利が大きく動くいた場合は、ローンの金利にも影響があると思ってよいでしょう。

 

基準金利の数値は、キャッシングする店舗に掲示している他、金融機関のホームページでも確認ができます。

 

そもそも、「キャッシング」とは……?

「キャッシング」とは、金融機関による融資のことです。厳密には法人に対する大口の融資もキャッシングに入るのですが、一般的には個人に対して行われる比較的小口の融資を指して「キャッシング」と呼ぶことが多く、契約や返済などの各種の手続きを、現金自動支払機(ATM)で行うことができるのも特徴です。

 

キャッシングのできるATM

 

まとめると、①契約対象が個人である、②融資額が比較的小口、③各種手続きを対面ではなくATMで行える、④保証人、担保がいらない、などが、キャッシングの主な特徴になります。

 

企業が融資を受ける場合を想定してみると、借り入れのためのハードルがずいぶんと低いことがわかりますね。キャッシングと一口にいっても対象や借入先によって契約の内容が違います。大まかに整理してみましょう。

 

  1. 対象による違い
  2. ①個人 上で述べたいわゆる「キャッシング」です。限度額が100万円程度と低く、審査も短時間で済みますが、金利は高めです。
    ②法人 限度額は数千万円までと高く、かつ、金利は低め目に設定されていますが、借り入れにはほとんどの場合、保証人や担保が要求されます。
  3. 借入先による違い
  4. ①銀行 以前は法人や個人事業主への貸付がメインでしたが、近年、銀行も個人向けのキャッシングを行うようになってきました。

     

    消費者金融のコマーシャルで「キャッシングのご相談は……」と宣伝しているため、「キャッシング」イコール「消費者金融からの借り入れ」というイメージを持っている方が多いと思いますが、実際は銀行のキャッシングもあるわけです。

     

    限度額が高く、金利が低く設定されていますが、その銀行が提携している貸金業者が保証会社になることが契約条件になります。(例・三菱東京UFJ銀行の場合はアコム)

    ②消費者金融 銀行は100万円以上でないと借り入れができませんが、こちらは10万円から借り入れが可能、保証人、担保が不要など借り入れがしやすい条件になっています。

     

    契約内容によって金利は8〜18%前後と差が大きいです。

    ③クレジットカード会社 融資額の低さ、保証人・担保不要などの条件は消費者金融と同じですが、金利は高く、利息制限法の上限金利である18%になっています。